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日本時間の今日、早朝に行われた女子W杯ファイナルのアメリカ戦。

試合は序盤からアメリカペース。
そのアメリカの再三の攻撃をようやく凌ぎ切ったというのが前半の印象。

0対0で折り返した後半、なんとか自分達の持ち味、ポゼッションサッカーに持ち込みたい日本だったが、再三、攻撃の起点になっていたモーガンの、カウンターからのシュートにより、先制を許す。

ビハインドを負った日本、試合が進むにつれて落ちてきたアメリカの運きがやや鈍ってきた事で、ボールキープ出来るようになってきました。
そこから生まれた永里からのクロスを合わせようとした丸山、ゴール前のもつれから宮間が詰めていて、冷静に左アウトサイドでのシュート。
これが決まり、日本は試合を振り出しに戻し、そのままのスコアで後半終了、試合は延長戦へ。

延長戦。
アメリカは足が止まるって程ではないけれども、流石に運動量低下は否めず。
延長戦に持ち越せば運動量に優る日本が有利になると思ったのだけれども、延長前半14分。

モーガンと並び注意し続けていたワンバックのヘッドにやられて2対1とされる。
サイドをえぐられて早めのクロスからの失点、ゴール前のワンバックはどフリーで合わせた、という感じで、日本の守備疲れが出てきたかな?と思いましたが、なんとか持ち堪えます。

なんとか追いつきたい日本、そしてあきらめない日本、見てる側にもそんな姿勢が画面を通して伝わってきました。

そんな頑張りが実ったのは延長後半10分過ぎ、アメリカの得点のように、左サイドからのクロスを澤が右アウトサイドのボレーで値千金の同点ゴール。

この同点弾により、焦るアメリカ、勢いをつけた日本というその後のチームの雰囲気にはPK戦にも持ち越され、結果、PK戦を3−1で制した。

この結果により、日本が劇的な再三の逆転劇で初のW杯優勝を達成しました。

今大会、アメリカの試合を初めて見たんですけど、以前受けた印象(フィジカルを活かしきる戦術)のみならず、スタミナもスピードも兼ねそろえていて、さすがに今まで23試合戦って一度も勝ってない強敵だけの事はありました。

特に序盤から畳み掛けるような攻撃で「相手の心を折って早々に試合を決めてしまおう」という意図の見える戦術は、王者ならでは、といった感じでした。

そんな王者相手に、持ち味のパス回しを限定されるような試合展開でしたが、受け手に回らず、あきらめず、あくまでも勝ちに拘わったモチベーションを120分以上維持し続けたのはスゴかった。

なでしこ達、お疲れ様でした。
とても感動した、良い試合でした。