TITLE: 亀屋 AUTHOR: シャアズゴ DATE: 2007-10-28 PRIMARY CATEGORY: ロケタッチグルメ TAGS: 居酒屋 STATUS: publish ----- BODY:
総合:★★★★☆ 4pt

濃い〜が美味いボール!@亀屋
ボール:常連が作成したバージョン(笑)
おせんべい
常連さんにゴチして頂いたお新香
店内の様子
店頭

東武線鐘ヶ淵駅より駅前商店街を真っ直ぐ水戸街道方面に進んだ右側、少し外れた斜路にある、その佇まいからも、歴史の長さを感じられる、正統派の下町焼酎ハイボールが頂ける大衆酒場。店内の様子は入り口を背にして左に小上がりの座敷が4席×2、右にカウンター席4席。割とこじんまりとした印象の店内、厨房の壁には熊手が掛かっていたりで、不思議とホッと落ち着ける空間。ご夫婦二人での営業の御様子。

カウンターに3人、座敷には2人の先客。

入り口側の小上がりが空いていたので、そちらに腰を下ろし、まずは、と焼酎ハイボ−ル(250円)×2を注文。

カウンター内のご主人は割と高齢だと思いますが、背筋が真っ直ぐ伸び、凛とした佇まい。
後に判ったんですが、長年少年野球の監督をやっているらしく、常連さん達はカントクと呼んでました。
言われてみれば指導者らしい雰囲気も醸し出してました。
ま、大衆酒場のご主人という点でも、いわば指導者なんですけどね。

さて、ボール。
店内奥にいた女将さんがテーブルに空のタンブラーと炭酸、そしてペットボトルに入った謎の混合液を持ってきて、先に炭酸、その後に混合液投入。
その手つきがなんとも鮮やかで思わず見惚れてしまう。
「沢山飲んでね〜」
のちょっと怖い後ゼリフを残し、再び店内奥へ消えていきました。

ボールは氷無し、レモンスライス入りの琥珀色。
焼酎は宝焼酎25度、炭酸はニホンシトロン使用。表面張力を感じる程にナミナミと注がれています。
お茶受けならぬボール受けには、小振りの胡麻せんべいがオマケ。

まずはこぼさないようにタンブラーをソロ〜ッと持ち上げ縁に口を付けて啜る感じで喉に流し込む。

うっ、焼酎が濃いぞ!

当たり前といえば当たり前なのだが、後から投入の混合液、特に上澄みの焼酎の部分を直に感じる第一印象。
無駄なあがきかも知れませんが、炭酸を飛ばさないように加減しつつタンブラーをクルクルさせるとちょうど良い具合に。
まあ気休めですね(笑)。

相変わらず焼酎は濃いめだけど、元祖の素プラス、梅っぽい甘さと炭酸のドライ感を感じられる、飲み応えのある一杯。いやぁ〜美味いです。とても気の良い常連達と、短い時間ながらもとても濃いひと時を過ごせた、楽しい訪問でした。今回は料理を頼まずボールオンリーでの訪問でしたが、次回訪問時には、気になった料理(すいとんとか)も頼んで、じっくり飲んでみたいな〜。