翌週の平日に行われた葛飾納涼花火大会は、傘がないととても鑑賞出来ないくらいの降雨の中での大会決行。色々と事情はあるんでしょうが、これはちょっと残念。
そんな、個人的に残念2連発を受けての、東京下町最強の花火大会、隅田川花火大会の鑑賞に臨んだんですが、今年は雨の心配とか全く関係なしの鑑賞が出来て良かったです。
まあ、いつものように花火画像はピンボケなんですけどねw。
花火を観たその帰り、亀有の盆踊り会場に立ち寄る。
こちらも活気があって良かったです。
東京のリアル下町の一角、堀切菖蒲園を中心に 足立ナンバーエリアを徘徊しまくる高純度アダッチ・カツシカンブログ。
先日放送されたZIP!内で、
食べ物の食感「さくさく」、「しなしな」どっちが好き?
みたいな感じのコーナーをやってて、
で、お題に上った食べ物が、天ぷら、コーンフレーク、皿うどんの3種だったんですけど。
一応、どっちが好きの決着を付ける為に多数決で勝敗みたいの発表してたんですけど、この3種、個人的にはどれも白か黒かの決着じゃなくってグレーなんですよねー。
天ぷらそばの天ぷらは、最初にサクッとかじる歯切れ感も、丼の底に沈めて「しなしな」になったパートも味わいたいし。
他の食べ物についてもそう、皿うどんも餡との絡みで「さくさく」から「しなしな」の変化を楽しむ食べ物だとずーっと思ってきたんだけど。
っつーか皿うどんを「さくさく」をキープして平らげるのはそれはそれで難しいんじゃないかと。
まあ、こういう中間層的な意見はテレビ受けしないだろうけどね。
今年の我が家のGWの初日に向かったのは上野動物園。
昨年と同じ目的地をトレースしようかな、と。
昨年の記事はコチラ。
GWに上野動物園行ってきた
でもちょっと違うのは出発点。
今回は堀切菖蒲園駅からの出発。
あ、そうそう、売店がなくなっちゃったんですね。
LV5(訪問5回目)って書いたけど、前回訪問との間にも行ったような行ってないような…。
まあ、いいや。
そんな「めん処おばた」に再訪してきました。
なんか、物珍しさが手伝って券売機のボタンをポチしちゃったんです、しいたけそば(460円)。
上野の山の西郷さんの下、かつて聚楽とかが入っていた商業施設の一角にオープンした、ロッテリアが母体のルエノというフードコート。
「ぐり」って聞くと
このネタ元を思い出すんですが。
(余談だけどこのパロ画像の作者のセンス秀逸すぎる)
その「ぐり」とはたぶん、無関係なんだろうな、このお店。
浅草ウインズに行く時とか、とにかく、良く使う、吉原抜けての国際通りへのルート。
その道沿い、割と目立つノボリが立っているのが不思議だな〜?と前々から思ってた1軒のお店があったんですが。
先日、その店頭をじっくり拝見する機会があって、その店頭が更に賑やかになっている事に気付き。
で、その賑やかが増した店頭を見て、ようやくこのお店が何のお店か判明しました。
上野とか浅草で飲んだ後、タクシーで「堀切まで」と目的地を告げると、大抵この道を使ってくれる、台東区の総スポ脇から続く一方通行の道。
その一方通行は明治通りまで達するんだけれども、その明治通りに合流する手前、通りの左側に位置する青いテントのお店。
オカチアン
今回紹介するお店をカタカナ表記にしてみると、かつての日本代表監督のアダ名にも見えてきたりするから不思議。
そんなおかち庵、御徒町駅南口改札を出た正面にある、ガード下の立ち食いそば、うどんのお店。
JR東日本が母体の飲食事業なんですね。なので店舗外と中にある券売機でSuicaが使えます。
店内の様子は厨房の前にスタンディングスペース。他に壁沿いのスツールとか通常のテーブル席とか合わせると50人位は余裕でいけそうです。
上野アメ横のアメカジのデパート、アメリカ屋。その本店は縦横無尽に入り組んでいる構造なんだけれども、その店舗と店舗の間の急な階段。
そこを上った先にある、台湾料理屋。
このお店、アメ横の飲食店で最古参らしいっていうのを、以前テレビで紹介されてたのを見て、そのうち行ってみたいと思っていたお店。
先客2組、1組は幼稚園の制服を着てたから4、5才位の女の子とそのお父さん。
もう1組は歩道を歩くときには手押しのカートを要する位に高齢なお婆さんがひとり。
空いてるテーブルに適当に座り、あんまり悩まず、そばもんじゃ×2、焼きそば、たこ焼きを注文する事に。
厨房の女将さんは、持ち帰り注文の対応とかで、なんとなくテンパっている感じだけど、構わずにオーダー。
すると、続いて父娘の先客も、厨房にオーダー。
久々の三島屋でのイートイン、楽しみだな〜、と料理の到着を待っていると、
厨房からなにやら黒い影がトコトコと。
その正体はちょっとお年を召した感のする、ローレンス・フィッシュバーン似の黒いパグ犬。
そのローレンス、トコトコと歩んできた後に、なんでか私らのテーブルの脇にペタンと座る。
その予想は見事的中。
先客でいた父娘の、どうやら奥さんらしい大陸系の女の人が後からの合流で来店してきたんですけど、すぐさま、私らのシマを見て、
(ここは食べ物屋なのに…)
という感じの事を旦那さんに喋りだしたやないの。
しかも、こんな場所(犬のいる空間)で食事出来ないから、さっき主人が頼んだ物を持ち帰りにして欲しい、と厨房の女将さんへ告げている。
それからもその人、コッチをチラチラ見ながらご主人に「食べ物屋に犬は駄目でしょ!」的な言っていたんですけど、その人とドンピシャで目が合った、妻が言った言葉、
「ウチのじゃないんですけどね〜♪」
に、泡食った感じのその奥さん。
「…じゃあ誰の?」
という感じの問いに「お店の」と返すのは至極当然な事で。
結局、その飼い主と持ち帰りの遣り取りをして、お店を後にしたんですが、その奥さんの気持ちは判らなくもない。
事実、その後に入ってきた2組の後客も
(犬連れてきちゃってるよ…)
と、痛い視線を我が家にくれてきましたから。
その度に妻、
「ウチのじゃないんですけどね〜♪」
と、水戸黄門の印籠のように喋ってましたから問題なしなんですが。
ピンと張り詰めた表面張力具合。
そのどれもが、訪問前からの期待に応える、王道の美味さのコナモン群でした。
私も基本、飲食店でペットがデカイ顔をしている状況があまり好きじゃないんですよね。
特にネコがカウンターを歩いたりする大衆酒場とかはかなり駄目。
だから先の奥さんの気持ちもなんとなく判らなくもない、つーか常識に近いと思う。
話を少しだけ戻すと、私達が頼んだ料理が到着してきて一家でパクついている時に、もう一組の先客、高齢なお婆さんがお店を後にしたんですよ。
結局何も飲まず、何も食べずに。
思うに、
「このお店が甘味処だと思い、お店に入ったものの誰も注文を聞いてくれず、結局何も頼む事が叶わずお店を後にした」
そんな感じかもしれなかったんですよね〜。
もっと早くその様子が判っていれば私らでのケアも出来たんですが、訪問した際には先客2組ともオーダー待ちだと思ってましたんで。
で、話を戻すと、パグの話と、イートインのお客ほったらかしの件。
これはもう、仕方ない。
だってこれを含めての三島屋なんだもん。
お婆ちゃんの件は、考えると今でも胸が痛むけど、お店の人が厨房から出てきて注文を聞いてくれるのは余裕のある時だけ。
外に持ち帰り注文のお客さんがいる時はその対応に追われているので、まず無理。
イートインで訪問して席に着いてから3分過ぎてもお店の人が注文を聞いてくれなかったら、自分で厨房にオーダーをぶっこみましょう。
そして、自分達の足元にローレンス・フィッシュバーン似の黒いパグ犬が暖を求めてきても、これが三島屋だ、と、自分の心を割り切れるように努めましょう。
(犬連れてきちゃってるよ…)
我が家同様、そんな目で見られたら迷わず、「お店のなんですよ〜♪」と言いましょう。
犬がどうしても駄目なんだ、って人は、そりゃもー仕方ない、シッシと追っ払いましょう。
個人的に★5のお店って「与えられる★5」と「自分で求める★5」っていうのがあるんですけど、このお店は間違いなく後者。
事前に知っているのとそうでないのとでは大分印象が違うと思うので、このお店を東京グルメ(ライブドアグルメ)に登録した者の責として、あえて今回マイナスな要素を書き記しましたが、それでも我が家の支持が揺るがず★5なのは違いない。
東京のチープでディープなコナモン文化がギュギューッと凝縮された感じのお店です。改めて、是非お試しを。
三島屋 ( 浅草(つくばEXP) / お好み焼き )
★★★★★5.0
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何れの最寄り駅、といっても「最寄りって何処?、優に30分は歩くんですけど…」という嘆きが出るほど苦難な、お店までの道程。
という訳で必然的に地域密着、またはプロドライバーがササッと利用する系の路麺店。
隣のビルに「小幡製麺工業」
という看板があり、これは関連が…と思っていたら、やっぱそうみたい。
店舗外観は、入り口向かって左側にサンプル写真と、今日のおススメのサンプル。
右側に持ち帰りの受け渡しらしきスペースがあります。
店内入って右側に厨房と受け渡しカウンター、それに券売機。
左側にはスツールに座る形での着座スタイル。
全部で20席位だったかな。
土曜日のお昼を少し外した時間に訪問、先客は3名。
天ぷらそば(400円)を頂きました。
そばは自社工場での自家製麺。茹で置きではなく注文の度に茹でるので、提供時間はそれ相当(5分くらい)です。
そばの上に乗る具は、天ぷら(かき揚げ)、ワカメ、かまぼこ、葱。
つゆの第一印象(見た目)は濃すぎず薄すぎず、といった感じ。
そばは白くて長くて細い物。喉越し滑らかでスルスル手繰れます。コシもそばの細さから考えると強いほう。
そばの量は一般的な路麺店と比較して割と多めだと思います。他店のおよそ1.5倍位に感じる程のボリューム感溢れる物。
つゆは割と上品な味。見た目通り、カエシも強すぎず、かといって物足りなさもない、いい塩梅の物。
出汁は鰹節も感じますが、それよりもどんこ(若しくは生椎茸)がよく出ていて、それらの甘さ、この辺りが上品さに拍車をかけているのかも。
具のかき揚げも、単品でご飯の上に乗っけて天つゆ垂らしただけで十分なおかずになる程の実力。
つゆに浸っててもブヨブヨ感は得られないほどにカラッと揚げられてザックザクした食感のクリスピー具合。
おそらく自家工場直営(っつーか隣)だから出来る、その麺のボリュームの良さに、お店のサービス精神並びに「美味い麺だから沢山食べろ!」という心意気を感じたのは言うまでもない。
アクセスがホントに悪いから「駅から歩いて目指せ!」なんて事は言えませんが、車とかバイクの、足がある人だったらわざわざ出向いてもガッカリはしないと思います、お薦め。
めん処 おばた ( 南千住 / そば )
★★★★★5.0
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台東区駒形、江戸通り沿い、一部の人には「バンダイ本社の斜め向かい」っていったほうが判りやすいかな?
今月(2011年10月)オープンの王子のお気に入り店『伊藤』の息子さんのお店(赤羽)の2号店。
日曜日の午後1時過ぎに訪問。先客2名。
入り口左脇に券売機があります。
店内の様子はカウンター10席程。
このカウンター席が狭小スペースを最大限に活かすためか、ほぼ全ての席が壁を向く感じの配置。
つまり店内グルッとお客さんが互いに背を向ける格好な訳です。
黒と赤基調の店内は、そんな感じで割と手狭感を感じるかも。
麺は中細ストレート麺、茹で加減やや固め。
スープは煮干主ベースの割と濃い目の醤油色。
具は葱。
麺はツルツルよりもボソボソ寄りに感じる物で、伊藤らしさを感じさせる物です。
大指定は、ホントに大盛り感がありますね、多分300グラムくらいかと。
歯応えもあり美味しい麺なので、重さを感じずズルズルーと。
そしてスープ。
煮干の出汁の感じは、万人受けを狙っているのかどうか判りませんが、美味いんだけど、どうにも大人しい印象。
王子神谷の親父さんのとこのスープは、表層に煮干の鱗がキラキラしていて、スープの底にはニボの欠片が沈んでいた。
煮干多用故の独特の苦味とかエグみさえも、このスープの風味や旨味へと昇華させていた訳です。
でも此処のスープは、それ風なんですな、個人的印象では。
そもそも店外、店内共にニボ臭しないし。
具の葱は特筆するでもなし。
先に書いたように多くの人に受け入れられる為のスープ作り故の、あのマイルドな風味だったら、なにもここで、具なしの「素ラーメン」を食べなくてもいい訳で。
浅草には既に安定した人気のニボのお店がありますからね〜。
親父さんの作る「そば」のスープは、何も足したくない(具を入れない訳が判る)美味さがあって、
ご子息の営むこちらの「そば」のスープは、何か入ってないと物足りないような印象を受けました。
同じように頂いた直後に、
赤羽の本店のほうはどうなんだろ?という気持ちよりもまず、王子神谷の親父さんの一杯を再び食べたい、と思ったのが正直なところです。
これでも伊藤家の皆さんの作るラーメン、大好きなんですよ。
なので応援してます。
「慰霊の祈り」と「復興支援」という2つのテーマを掲げて、震災の影響の為におよそ1ヶ月遅れての開催となった今回の隅田川花火大会。
例年よりも日が落ちるのが早く、例年よりも涼しく鑑賞出来たスミダガワは、やっぱり今年も花火の色使い等に新たな進化を感じさせてくれました。
コドモ達はピカチュウとビクティニのポケモン花火に大喜びでした。
今年のスミダガワの開催が、どうして1ヵ月遅れたのか、震災に配慮して自粛ムードの中、どうして開催されたのか、その意味や意義を漠然と考えながら、そして、コドモ達をあやしながら鑑賞した花火は、薄曇りの夜空に、儚くも力強い大輪の輪を咲かせていて、観ていて、なんともいえない気分になりました(良い意味のほうで)。
子供の頃は花火鑑賞って好きじゃなかったんですよ、正直。
シバマタとかスミダガワ、母親に連れられて何回か行ったのは覚えてるんですけど、その時の花火、正直言って記憶に残ってなくて。
だから、多分観てなかったか寝てたんでしょうねw。
でも、行き帰りの電車はギュウギュウとオニのように混んでいたのは覚えていて、迷子っ子だった私、「この人ごみイヤだなぁ…」と思っていた記憶のみ残っているんですけどね。
今日、ウチの子達を見ていて思ったんですけど、「喉乾いた」とか「お腹すいたから唐揚げ食べたい」とか、やっぱり花火には集中してないんですよね。
こういうとこ親子なんですねw。
そういうウチの子達にも、判りやすいカタチで、花火大会、特に今年の隅田川花火大会の意義というか心意気を、我が家なりに説明していきたいと思います。
そうして我が家、来年も、再来年も、それ以降もずっと、夜空を彩る大輪の花は、故人に対する鎮魂の思いを込めた物と踏まえて、鑑賞を楽んでいこうと思います。
そんな事を考えつつ、遅めの晩酌のアテにと頂いたセイユーの春雨サラダ(250円位)は、ちょっと甘めの味付けが個人的には少し外れているものの、具のボリューミーさとかを考えたら、十分にKY(価格安く)を実感できる高コスパフォな1品でした。また買お。
相変わらず暑いっすね〜。
今日は今年初めて、ニイニイゼミの鳴き声を聞きました。
ホントだったら飲食ネタを書こうかなと思っていたんですが時間がないので翌日以降に持ち越し〜。で、小ネタ。
先日、浅草辺りを走っていた時に発見した新店のラーメン店の話題。
場所は国際通りの東横インの並び。
判る人は判る、かつて、元祖恵比寿ラーメンがあったテナント。
店名は隠れて読めませんね、すいません。
「麺屋 どげんか」というお店です。
店名から「宮崎系?」と想像してしまうのは安直なのか、それとも核心なのかはさておき、既にRDB(ラーメンデータベース)にも食べログにも情報がよせられていますね〜。
どうしたライブドアグルメ!(って自分が登録すればいいのか)。
それらの情報を読むと、なになに、2011年7月9日オープン…、って、偶然にも、これ撮影した日じゃん。
それにしてもこの界隈、余所であまり馴染みのないご当地が不思議と集いますね〜、山形(既に閉店)とか佐賀とか。
あいにくこの日、その直前に他店でつけ麺ズルズルしてきたばっかだったのでスルーでしたが、機会があったら試してきます。
※閉店しました
千束1丁目交差点程近く、金美館通りから1本入った路地にある、所謂「路地裏系」のラーメン屋さんです。
目印は金美館通りに設置してある黄色い看板。
以前★4を献上した『らーめん 北越』というお店があったテナントの居抜きでの営業です。
店舗はマンションの1階部分の間口の狭い場所にあり、割と周囲に溶け込んでいる状況。
店頭にメニュー表を置いたり、表通りから見える位置に提灯を置いたり、の営業努力。
店舗周囲にはやたらチャリンコが停まっているのは以前から同じ印象(ココの上のマンション住民なのかな?)。
土曜のお昼時の訪問、先客は無し。
店内の様子はL字カウンター7、8席程。
以前の店舗の内装をほぼそのまま継承しているような造りです。
メニュー構成は
「ラーメン」と「つけめん」(共に煮干し醤油味)。
それに塩ラーメン、塩つけめん、更に醤油味の「汁なし」があり、各種トッピング類も豊富。
つけめん(700円)を注文。
麺類大盛り無料という注意書きがあったので、ソチラのご厚意に乗っかって大盛りにして貰いました。
ちなみに通常のつけめんの麺のボリュームは210g、大盛りは280gらしいです。
10分弱で、まず、つけ汁到着。
つけ汁は表層に葱の浮く、茶濁の豚骨魚介系。
その後に麺到着。
という訳で撮影許可をお願いした後にパチリ。
麺は割とグレーがかった中太のちぢれ麺、茹で加減は普通。
麺の上には海苔、更にその上にはナルトが。
具はつけ汁の中にチャーシュー、メンマ。
麺は見た目から受ける印象通り、コシの強さよりも喉越し重視なんですかね、水気を感じる多加水麺でツルツルッとした喉越しが特徴の麺です。
つけ汁は、ど真ん中の豚骨魚介系。比率的にはやや魚介系のほうが利いてるかな。
風味(主に魚介系)を守る為なんですかね、そんなに熱々じゃない、というか最初から割とヌルい状態での提供だったんですけど、水でよく〆られた麺を入れていくうちに、当たり前の温度低下。
終盤はかなり冷めちゃったんですがスープ割りで蘇り。魚介系の風味増幅で、美味しいスープでした。
つけ汁の中のメンマは美味かったんですが、チャーシュー、ペラペラのが1枚で寂しい感じの主張弱し。
後から知って改めて実感したんですけど、ココって無化調に拘ってるんですね〜。
確かに何処かがドギツイ感じをするまでもなく、どれもがバランスを保って、で、食べた後のスッキリ感良好で、変に喉の渇きを覚えるとか、そういうの皆無。
という訳で、スープ割りも当然の如く飲み干す。
すると丼の底に魚粉由来の大量のキラキラが。
「自家製麺」「無化調」「豚骨魚介系」
やっている仕事は大変だと思うんですけど、その期待を裏切らない一杯を真面目に提供しているお店です。
入谷製麺 ( 入谷(東京) / ラーメン全般 )
★★★☆☆3.0
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裏浅草、商店街から一本入った路地にある、昨年暮れにオープンした、都内では珍しいご当地ラーメン、佐賀ラーメンを提供しているお店。
店舗外観は、なんというか、佐賀らしさ演出なのかどうか判りませんが、ちょっと賑やかかな。
店内の様子はL字カウンター席10席強。
ここのカウンターが、バーとかでは良くありますが、ラーメン店では珍しい銅の天板でピカピカと眩しく光り輝いております。
メニュー構成は、麺メニューは近頃珍しい、味自慢ラーメン(700円)という一種のみの提供。
それに脇を固めるトッピング類やご飯物類の、シンプルといえるメニュー構成。
メニューの左半分は各食材に対する拘り書きが。
休日のお昼頃に訪問、先客は1名。
味自慢ラーメンを麺大盛り(100円増し)で頂きました。
麺は白っぽい細ストレートで茹で加減柔らか目。
スープは丁寧に作った感の伺える、透明度の少しある豚骨。
具はチャーシュー、海苔、万能葱。
頂いた感想は…
麺は最初の見た目、加水率が低い物なのかな〜と思ったんですけど、頂いてみるとその逆の高加水で、細麺ながらも瑞々しさを感じるモッチリした物。
食べ進めている最中、この麺の感じ、何かに似てるな〜と思ったんですが、終盤にその答えが。
ズバリにゅうめん(素麺)っぽいんですな。
茹で加減は幼子からお年を召した方まで安心して食べられる麺の柔らかさ。
麺の量は大盛り指定でも多分200gチョイ。大盛りでこれ位ならば普通盛りだとちょっと少なく感じるかも。
スープは乳化控えめな見た目からも伺えるように然程クセがなく油分、塩分も控えめで健康サララなすっきり豚骨。
具は普通かな。
食べ終えた印象は、個人的にはもうちょうとこう、ガツンとした満足感を得たいというかなんというか…。
薄味付のスープに柔らか目の麺、そのボリュームも割と貧弱で。
一杯800円(大盛り代込み)だったらそれなりの満腹感を得てお店を後にしたいかな〜。
とはいえ、佐賀のご当地の一杯らしく、その土地に拘った食材で作った、優しい味わいを否定するというのが本意ではなく、むしろそのお店の姿勢はリスペクトしたいと思ってます。
是非ともその郷土愛、貫いていってほしいです。
佐賀ラーメン 美登里 ( 浅草(つくばEXP) / 豚骨ラーメン )
★★★☆☆3.0
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※閉店しました
かなりアバウトな説明になってしまうが、個人的な感覚では浅草橋と浅草の間、という立地のお店。
実は「つくばエクスプレス」の機関誌にこのお店の紹介(広告?)が掲載されていて、それでこのお店の存在を知っていたのだけれども、中々訪問するタイミングが合わず…。
で、ようやく訪問してきました。
訪れたのは今年の正月の三が日。
あの辺りで用事があったのと、実は元旦にこのお店の前を通った時に、「元旦から休まず営業」という看板が目に入っていたのだ。
これは正月休みがちなあのエリアでは割と頑張ってますよね。
という訳で店頭をチェック。
カウンター席5席程しかないというのは事前情報で知っていたし、その狭小振りは通りすがりに何度も目撃していたので、先客が3人いたら諦めて他をあたる予定だった。
ちなみに子供2人連れ、都合4人での訪問なので、下の子を膝ダッコで座っても最低3席は必要なんです、我が家の場合。
幸いにも先客は1名、しかも女性客(これはあまり関係ない情報か)。
という訳で念願叶いの訪問。
店舗外観は拘り書きやらメニュー表やらで割とゴチャゴチャさせちゃってますね。
入り口入ると直ぐ左脇に券売機の食券方式。
向かって左側に厨房、右側がカウンター席5席。
どちらともに、奥に細長く伸びた鰻の寝床状態と感じる狭小空間。
券売機を見ると、軒並み800円オーバーの価格設定。
(高えなぁ〜…)と思いつつ、今日はなんとなく「つけ」な気分だったので、券売機で目に付いた、というかその時は「つけ」なメニューはコレしか見当たらなかった
、秘伝豚つけそば(990円)のボタンを。
ちなみに二郎インスパな表記、アブラニンニクヤサイももちろんメッケ。
店頭にも店内にも「食券を預かってから4分以内でお出しする云々」が書かれていたが、実際に丼が来たのはそれ以上かかっていたような…。
コチラ的には、そんなにはハードル上げなくても、という感じなのだけれども。
そうこうしながら到着した「秘伝豚つけそば」。
麺は平打ちな感じのの太ちぢれ麺、多加水っぽいツルツルッとした見た目同様、噛み応えとかよりも喉越し重視な感じといった感じの麺。
こりゃ〜店頭での謳い文句通りの喜多方麺なんですかね〜。喜多方麺経験値少ない私、それらしさかどうかが判らないや。
麺の量は多分300gがギリである位。麺の脇には味付け玉子が半玉乗ってたが然程印象に残らず。
つけ汁は表層に背脂が浮く茶濁濃厚豚骨色。
このつけ汁が、どーにもヌルいんですわ。
多分つけ汁の底に沈む、豚の投入による温度変化じゃないかと。
麺を沈めて頂いていくと、更に温度は下降するのは必然。
そうすると背脂がギンギンに効いているつけ汁は…、そう、お察しの通り甘ったるくなってくるんですよ。
終盤は正直つけ汁に沈めるのを躊躇う位のヌル具合。
正直なところ、このメニュー、自分のミスチョイスですわ。
この手のお店では「つけ」よりもやっぱ「ラーメン」なんですな。
ま〜でも、信頼のおける相方(妻)の頼んだ秘伝そば(野菜普通盛り)も、野菜が冷たくて結果スープ温い状態だったみたいですけど。
実は食券購入の段階、つまり頂く前から、金髪の店主の愛想ナッシングな接客態度も気になって気になって…。
こういうのって感覚でしか判らないからあんま掘り下げないけど、そんなマイナスな状態で頂いたのが、ほぼツェーセン(千円)な値段の割に、その価値をあまり感じさせないメニュー。
これまた店頭にも店内にも
「当店のラーメンは3度食べれば本当の美味しさが判ると思います」
とのどっかで聞いたような拘り書きがあるんですけど、本当の美味しさを知る前にお店側が、再訪させよう、という気にさせてないのもまた然り。
再訪なければ3度目も当然ないのも現実な訳で。
奥州麺処 秘伝 新御徒町店 ( 新御徒町 / ラーメン全般 )
★★☆☆☆2.0
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1月1日
元旦という事で何処もお休みの中、やっと見つけたオアシス的店舗は鶯谷の「きみはん」。
有名店『つけめんTETSU』系のお店で、以前訪問した事のある『BUZZ』の居抜きでの営業です。
実はこのお店オープン当初から知っていて、その成り立ちから兼ねてより興味あったんでんですけど軒並みな行列を見ていて、そのハードルの高さに自ずと敬遠していたお店なんですな。
訪問したのが2時半という、ラー好きにはいわばアンタッチャブルな時間だったんですけど(昼営業は2時半で閉めるお店が多いよね)、このお店は15時までという事でホッと。
引き戸の入り口を入ると右側に券売機の食券方式。
私が「あつもり大盛り800円」、妻が「つけめん大盛り800円」の食券をポチッと。
カウンター席に座ると、多分『BUZZ』時代からほとんど変わらなそうな厨房レイアウトのような気がします。
という訳でカウンターも以前と変わらずL字カウンター10席程。
着席して直ぐ、厨房内のスタッフの人に、
「大盛りと同料金で特盛りが選べるので、お子様の取り分けを考えたら特盛りのほうが宜しいのでは?」
と聞かれたので、特盛りのグラム数を聞くと、
「400gです」との返答だったので、スタッフさんのアドバイスに甘え、あつもりを特盛りにして貰いました。
10分弱でまず麺が到着。
麺は「TETSU」系らしさ感じる貝割れ大根が上に乗る、中細ちぢれ麺。
すぐさま到着のつけ汁は見るからに濃厚そうな動物系+魚介系の表層に刻み葱とナルトが浮きます。
全体の絵的にはこんな感じです。
さて、麺を一つまみしてつけ汁に漬そうとすると何か違和感が。
麺の所々にピンク色の物が付いているんですが、一口食べてみるとそれが判明。
余所では味わった事のない梅肉が和えられているんですね〜。
一方つけ汁は店名表記の煮干が勝っているというよりも、他の動物系(鶏メイン?)とのバランスが取れていて、これまた和風演出の柚子風味が利かせてあります。
つけ汁の底にはロースチャーシューとメンマ、それに挽き肉が沈んでおり、これによってつけ汁に更なる味のバランス、旨味と甘みをプラスしている模様。
麺に梅の下味、そしてつけ汁は動物+煮干メインな魚介系に柚子のアクセント、そして挽き肉の甘み。
これらがケンカする事なく収まっているんですけど、予定調和な味でもあるのかな…。
頂いた感想は、美味しいんだけど、アレンジ効かせた効果(梅肉とか挽き肉とか)はそれほど感じられなかった、というのが正直なところです。
元旦営業だからこそのノー行列、先客2名の状態で突入出来たのかも知れませんけど、以前から行きたかったお店だったので良い経験が出来ました。
江戸前煮干中華そば きみはん ( 入谷(東京) / 醤油ラーメン )
★★★☆☆3.0
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つい先日、この記事で触れたバンダイ関連のネタなんですけど、ちょっと前に妻が気付いたんですが、ここの本社ビルの前、通りを挟んで反対側のビルのショーウインドー内に、すげーフィギュアがあるんですよ。
多分この記事文中最後辺りのリアルフィギュアという下りがこのフィギュアの正体。
そう、プロゴルファー石川遼くんの原寸大フィギュアなんですな。
脇にチョコっと車を停めさせて頂いて、サクッと撮影に挑んだ訳なんですけど、これがまた今にも動き出しそうなハンパない出来栄えなんです。
こんなフィギュアが作れる力があれば、現在静岡展示の原寸大ガンダムも、ゆくゆくは歩行させてもおかしくないな、バンダイ。
いつまで展示か判らないし、わざわざ出向くまでのパワーはないかもしれないけど、ファンだったらきっと喜ぶ出来栄えだと思います。
浅草橋駅と秋葉原駅の間の高架沿い、角地にある、昨年オープンの博多長浜系のお店です。
昨年からの宿題店で、この系統は大好物なんですけど、中々タイミングが合わず、ようやくの訪問となりました。
店舗外観は赤い看板と暖簾が印象的かな。
店内の様子はL字のカウンター席が10席程、4人掛けのテーブル席が2脚。
厨房には男性スタッフ、フロアに女性スタッフの2人体制。
土曜日のランチタイム前に訪問、先客はゼロ。
奥のテーブル席に座り、らあめん(650円)をハリガネ指定で注文しました。
あ、あとご飯(100円)も。
ちなみに麺の茹で加減は、
「粉おとし、ハリガネ、バリカタ、普通、ヤワ」の5段階での指定可。
卓上には長浜らしく、辛子高菜、紅ショウガ、白ゴマ等の無料トッピング群と各種調味料。
その中にラーメンタレ(カエシ)の姿も。
そんなこんなでファーストロットらしく、5分もしないうちに丼到着。
あと、ご飯も。
麺は極細ストレート麺、見た目からも粉っぽさが伝わり期待が高まる麺。
勿論替え玉前提なんでしょう、麺の量は少なめに感じます。
スープは白濁豚骨。見た感じからも粘度が高そうなトロミ具合。
具はチャーシュー、青葱、海苔。
まずは麺を割り箸で1摘みして持ち上げると、かなりの細麺加減に気付かされます。
この麺は博多長浜系でも、かなり細い部類になるんじゃないんですかね〜。
茹で加減指定ハリガネでしたが、適度なボキボキ感を楽しめる茹で加減、粉の風味加減。
スープは見た目から受けた印象通り、かなり粘度がありますね。
表層に皮膜の貼る位のコラーゲン具合ですが、豚骨臭は控えめ。
麺を食べ進めていると、確かに麺に自然と絡むスープの濃さ加減なんですけど、
フルボディの豚骨というより、鳥白湯とかとのダブルみたいな印象を受けました。
100円という価格設定も嬉しい替え玉は、注文毎にホールの女性スタッフが丼にドボン、というスタイル。
粉おとしとハリガネを頂きましたが、2者に大きな茹で加減の違いを感じられなかったのはコチラの勉強不足でしょう。
デフォの具材はちょっと寂しい感があるものの、替え玉100円とか、何時のタイミングか未確認でしたがランチタイム100円引きとかの価格設定、企業努力は、あの界隈ではかなり頑張っていると思います。
ランチタイム前の訪問でしたが、12時を過ぎると後客が続々と。
で、お店を後にする頃には外待ちになる位の盛況振り。
客層は当たり前といえば当たり前の勤め人オンリーだったので、いわば場違いな我がファミリー客。
いつもよりも気持ち焦り気味で平らげましたが、コヅラー(子連れラーメン派)に優しくない訳ではなく、ちゃんと子供用の取り皿、フォーク、スプーンも提供して頂きました。
色々な方に支持されているのも納得な、長浜豚骨をガッツリ食べた感を味わえるお店でした。
あ、すごく余談なんですが、このお店を知って半年近く経つんですが、店名をずっと「きんとうん」と思い込んでいました。
その間違いについさっき、店舗登録時に気付いたんですけど、思い込みって怖いですねw。
博多長浜らあめん 錦雲豚 ( 浅草橋 / 博多ラーメン )
★★★★☆4.0
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採点:★★★★ |
浅草駅から徒歩1,2分、松屋近くの博多系のお店。
店舗は半地下で、車とかだと何気に見過ごしてしまいそうな立地です。
店舗外観は暖簾の「替え玉」という表記が個人的には目立ちました。
店舗脇にはメニュー表記あり。
土曜日のお昼過ぎに訪問、先客は8割程。
実は数十分前のお昼時にも店頭を伺ったんですけど、その時は外待ち3人さんで諦めたんですけど、その後この近くで所用を済ませ、再び赴くと外待ち無し、
で、駄目モトで店内突入(店舗の窓は湯気って中の様子が全然見えないので中の様子が伺えませんので)。するとテーブル席が丁度3席空いていたのでそちらに潜り込みます。
店内の様子は壁と厨房に向かう形でのL字カウンター7席、ぐるりと回りを囲む形での着席のテーブル席が7席。
壁にはメニューと、店舗外にも貼ってあった某雑誌の覆面調査の「トンコツ部門第1位」のカラーコピーが誇らしげに貼ってあります。
Bランチ(らーめん+チャーシューご飯のセット、750円)を注文しました。
注文して10分程でらーめんとチャーシューご飯が到着。
まずらーめん。
麺は博多らしく、細ストレートで低加水そうな白い麺。
スープは白濁豚骨で、表層には軽く油膜。
具はロースチャーシュー、キクラゲ、海苔、万能葱。
次にチャーシューご飯。
上に乗るチャーシューは4枚、多分らーめんと同様の物だと思います。
その上にこれまた共通の万能葱。
頂いた感想は…
麺の茹で加減は、硬すぎず柔すぎずの歯応えです。
茹で加減指定の店内表記も無かったので、これが規定ならば、個人的にはもうちょっと硬いほうが好みかな。
スープは純豚骨(豚骨100パーセント)ではないような比率で然程濃さを感じない、口当たりライトな出汁加減なんですけど、豚骨らしさは感じとれます。
具は固茹でされて、食感のしっかりしたチャーシューはまずまずでしたが、他は普通かな。
チャーシューご飯。
ご飯はチョイ「ふつかめごはん」。上に乗るチャーシューも、先のらーめんの物ならスープに浸ってそれなりの旨味増幅になってるんですけど、
こちらは薄い下味付けそのままなので、食感のゴツさが印象に残った一品でした。
ここで、ちょっと苦言を申すと…
先に麺を平らげた同行の妻、替え玉(100円)を頼むと、なんだか厨房内がザワザワと。
聞き耳を立てて見ると、なんでも麺茹でに使う寸胴の水を取り替えたみたいで、それを沸かすのに時間がかかる=「らーめんとか替え玉とかが時間がかかる」と。
ちなみに店内、後客が続く満席状態、時刻はランチタイムを少し外れた午後1時過ぎの出来事。
そんなタイミングで、
水から沸かすか。
店内14席のキャパのうち、お客入れ替わりで後客およそ9人分の丼分と妻の替え玉分、その麺が茹で上がるまでに要した時間およそ10分強。
その間、店内には「どうしたんだろ?」という共通意識が漂いました(私達はたまたま聞こえたんだけど、他の人には多分聞こえてなかった)。
そんな替え玉が到着した時には案の定のスープの冷め具合。半玉譲り受け、通常のコンディションでない食べ方できっちり平らげる。
本来博多系ってのは、提供時間を短縮する為の麺の細さ=細い分茹で上げ時間が早い、っつーのが個人的認識なんですけど、このお店はその辺りの意識が弱いんですかね。
その辺りのフォローも一切なし。
こういうお店では替え玉をする回数の多さを、そのお店に対するリスペクトとしてるんですけど、このお店では久々のノー替え玉コール。
味的には★3、この一件でのマイナス1で、★2という採点に。
この日のこの時間がたまたまそうだった、という見方も出来るかもしれませんが、ラーメンに対しても「一期一会」が身上の私、残念ですが再訪はありませんね。
正直、スープの印象はそんなに悪くなかっただけに、かなり残念な訪問となってしまいました。
博多ラーメン いのうえ ( 浅草(東武・都営・メトロ) / 博多ラーメン )
★★☆☆☆2.0
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千束1丁目交差点程近く、金美館通りから1本入った路地にある、所謂「路地裏系」のラーメン屋さんです。
目印は金美館通りに設置してある黄色い看板。
店舗はマンションの1階部分の間口の狭い場所にあり、割と周囲に溶け込んでいる状況。
所謂屋号の書かれた看板が無く、店頭のメニュー表記でラーメン屋さんと判るような感じ。
店舗周囲にはやたらチャリンコが停まっています。
土曜のお昼時の訪問、先客は2名。
店内の様子はL字カウンター7、8席程。入口左脇にブックスペースがあり、常連さんと思しき後客さんはスポーツ新聞を手に取り着席してました。
着席してみるとちょっと違和感。カウンターが異様に高い事に気付きます。
その高さ的に、どうやってラーメンをこしらえているのかを伺うのはまず無理。
カウンター越しの丼の受け渡しも意地張って座りながら行ったら丼を頭から被るかも。
メニュー構成は
「北越らーめん(醤油)」、と「味噌らーめん」、それとそれぞれのつけ麺とつけ麺のピリ辛バージョンが主軸。
トッピングも豊富でアレンジはかなり利きそうです。
連れが北越らーめん(700円)を頼んだので、味噌らーめん(750円)を選択。
メニュー表に「ライス無料」との嬉しい表記があり、そちらもお願いしました。
10分弱で丼到着。
頭から被るのは怖いので(笑)、立ち上がって受け取りました。
麺は割と黄味の強い中太ストレート麺、茹で加減はやや固め。
スープは表層に油膜の張る、見た目的には割と普通っぽい豚骨ベースの味噌。
具はチャーシュー、海苔、モヤシ、メンマ、葱。
麺は見た目から受ける印象よりも割と加水率の低いボソボソッとした食感の物ですが、これがほんのり粉の風味も感じられて、スープとの絡み、というか吸い上げも上々で、かなり好みの麺です。
スープは到着した時に然程湯気が立っていなかったんですけど、いわば「もちもちの木」みたいな感じの熱閉じ込め系の表層の油膜な訳で、そのお陰で物凄〜く熱々のスープです。
そのスープ、火傷しないように気をつけながら味わうと、出汁の主ベースであろう豚骨の主張は控え目ながらも、魚粉投入の香ばしさ、味噌ダレの奥深い甘さと表層の油膜等によるコクの深さを味わいつつ、きっちり完食。
実はこのお店、前々から気になっていて色々とリサーチをして予備知識を仕入れてからの訪問だったんですけど、正直期待以上の一杯を頂けました。
店名から連想出来る様に、店主は新潟出身らしく、新潟のラーメンといえば、の「背脂」を使った看板メニュー、「北越らーめん」を頂いた連れも、かなり気に入ったみたいでした。
真摯な姿勢で1人でラーメンを作り続ける、それでいて腰の低い店主の接客で、たとえば丼の上げ下げとかが自然と協力的になってしまう感じの、アットホーム感が漂う店内の空気。
これからの寒い季節、心も体も温まるにはかなり向いていると思う一杯です。
ら?めん 北越 ( 入谷(東京) / 醤油ラーメン )
★★★★☆4.0
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ら〜めん 北越 採点:★★★★ |
埼玉県春日部市の有名ラーメン店の都内進出店で、以前もラーメン屋だった店舗を居抜きでの営業。
店舗外観は、多分以前のお店とあまり大差がないような…。
白い暖簾に「BUZZ」の横文字はラーメン屋らしからぬ印象もちょっとしたり。
引き戸を開けて、右側に券売機の食券方式。
店内の様子は外観から受ける印象とあまりギャップ無しの木造りな感じのL字カウンター10席程。
このキャパにしてはちょっと不釣合いなくらい広々とした厨房内には若そうな店主が1人。
日曜のお昼過ぎに訪問、先客はなし。
メニューはこんな感じ。
醤油らぁ麺のセット(正式名称失念、750円でライスも付くやつ)を大盛り指定(100円増し)頂きました。
麺は中細のストレート、厨房内に麺箱があったので三河屋製麺製だろうと。
スープは薄醤油色の見た目あっさり系、でも表層にはボチボチと油膜が。
具はロールチャーシュー、水菜、メンマ、海苔、葱。
麺は茹で加減普通、というよりもちょっとヤワに感じる加減で、ツルツルッとした喉越しの良さを感じられる麺。
この麺、見た目にもちょっと変わった物、例えて言うならばお蕎麦の星みたいに、黒い粒々が見えるんですよね。
何かを練り込んでいるような感じなんですけど、その効果はあまり実感出来なかったかも。
スープは注文毎に寸胴から小鍋に移しての再加熱。
これが遠慮なしの加熱具合で丼もスープ自体もすげー熱い事に(笑)。
そのスープ、序盤は先に述べた熱さ故、感じが印象がほとんど判らなかったんですけど、食べ進めていった終盤、つまり麺が減る事による温度低下、つまりスープが冷めてからようやくその特徴が判ってくるような感じ。
鶏と魚介系が主ベースの無化調、で、カエシの比率を割と多くして、醤油が前面にくるけど飲み口すっきり、で、後から出汁がじわ〜っと。
似た感じで言えば湯島の『大喜』とその各関連店の醤油かな。
セットのライスは、只の白飯と思いきや、上にチャーシューの切り落とし等が載った、お得感が伝わる物。
このチャーシューの切り落としと筍の細切りの味付けはなんなんでしょう?。
ちょっと八角らしき味わいも感じられる、割とクセのある味付けで、チビっ子は苦手な感じの(笑)大人な一杯のライスでした。
採点:★★★ |
BUZZ ( 入谷(東京) / 醤油ラーメン )
★★★☆☆3.0
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※閉店しました
国際通り沿い、以前ハナマサ系のお店だった場所に今夏オープンした、山形水ラーメンというラーメンを売りにしたお店。
同じく「山形水ラーメン」を提供する銀座の『プルーカフェ』の関連店のよう。
店舗外観はガラス張りで、中の様子がお見通しのL字カウンター10席程。
「山形水ラーメン」と書かれたノボリが何本も立っているので、入口左脇のタッチパネル式のハイテク券売機の前で、頭の中では
「山形水、山形水…」
というキーワードがグルグル。
で、山形水ラーメン(750円)を麺大盛り(100円)で注文。
先に同行の妻が注文した山形ラーメン(温かいやつ)が到着。
遅れて私の山形水が到着。
麺は南京軒食品製(麺箱があった)、黄味が強い中太の平打ちちぢれ麺。
スープは麺の下に浸る程度に醤油色の濃い物が。
上に乗る具は、味玉半玉、チャーシュー、メンマ、三つ葉、葱、それに出汁を凍らせた出汁氷。
麺は平打ちですが、よくあるビロビロした食感ではなく、ツルツルッとした瑞々しさも感じつつ、よく〆られていて強いコシが楽しめる、好みの物。
スープは魚介系メインという事で、出汁の出具合が強い貝系、スルメ系等も感じられる、旨味が凝縮された感の、割と濃いスープ。
薄まるの前提での濃い味なんでしょうけど、塩気が強い訳ではないので、濃さに関しては然程気にならず。
麺は大盛り指定でしたが、そんなにボリュームを感じさせない盛り具合、普通だと少なく感じる人もいるかも。
きっちり水で〆られた麺に、冷たいスープ、そして麺の上に乗る出汁氷が5個程。
そのお陰で食べ進めてもずっと冷たいままをキープ。というかどんどん冷えていく感じ。
これを頂いた日が然程暑くなかったので、結局上の出汁氷は砕かず、フィニッシュ。
食べた印象は、スープの少なさから感覚的には油そばとか和え麺に近いかも。
スープの魚介系の濃縮具合と麺のツルツルッとした食感、それに香味油の風味が合わさって、見た目同様、さっぱりとした美味さの涼しさを満喫出来た、個性的な一杯でした。
ひどく暑かった日のラーメンにはいいですが、これからの時期はどうでしょうね。
山形水ラーメン 二代目真毅坊 ( 入谷(東京) / 醤油ラーメン )
★★★☆☆3.0
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浅草通りから1本入った道沿いの昨年夏オープンのラーメン店。
今年の春先くらいに某機関紙にて情報を仕入れていたんですけど、日曜定休なので中々タイミングが合わず、ようやくありついてまいりました。
WEB上でも割と評判良しのこのお店、行った後に知ったんですけど、店主さんの修業先は湯島の『大喜』らしい。
店舗外観はまだ真新しさの伝わる木看板が目を引きます。
店舗入口を入り、左側に券売機の食券方式。
店内の様子はカウンターが7席、テーブル席が4人掛け×2。
土曜日のお昼時に訪問、先客は7割程。
メニュー構成は醤油と塩が基本構成、それに限定物が加わります。
醤油つけ麺(730円)を大盛り(50円増し)で。
麺は中太ちぢれ麺、茹で加減やや柔め。
つけ汁は表層に刻み葱、刻みホウレン草がビッシリ浮く、醤油色の強い物。
具はつけ汁の底に沈むチャーシュー、メンマ。
麺は自家製らしいが、見た目からして加水率高めで瑞々しく、喉越しがよさそうですが、その通り。
ツルツルッとした食感で、噛むとプツプツ歯切れが良い麺です。
大盛り指定で麺の量は300gオーバーな量だと思いますが、粉の風味も感じられて、重さを感じない美味しい麺です。
つけ汁は魚介系の風味と角の立った醤油の風味がいい感じのバランス加減。
角の立った、といってもネガな意味ではなく、ちゃんと醤油の旨味が伝わるような感じのつけ汁。
それでいて、どことなく優しい味わいなんですね〜。
具のチャーシューは肉厚。つけ汁の丼の底に沈む事によって、つけ汁に動物系のコクをもたらし、チャーシュー本体は、つけ汁に浸る事で、更にジューシーさが増大、で食べ応えがあります。
メンマも極太の物で、色々と同系統を思い返しましたが、今まで食べた中で一番の太さかも。
歯応えもザクザクした物で、こちらも食べ応えありの美味しい具でした。
スープ割りをお願いすると、物凄いアツアツのスープ割りが。
こちらも今までで一番かも(笑)。
魚介系、特に鰹の風味が増大で、美味しく飲み干せたのもクドさが無い為。
全体的に優しい味わいの美味しいつけ麺でした。
ある程度、量が食べられる人ならば大盛りにすべし。
あの麺が50円で大盛りに出来るのはかなりお得です。
子連れ訪問でもお勧めな、優しい感じのお店です。
採点:★★★★ |
入谷駅から徒歩5分程、言問通り沿いのラーメン屋さん。 洗練された店舗外観から察するに、どこぞのチェーン店か?とも思いましたが、どうやらそういう訳でもないようです。
引き戸の入口を入ると右に券売機の食券方式の店内は、奥に細長い造りで、間接照明を使った小奇麗な感じ。カウンターのみで10席程かな。
週末のお昼時に訪問、先客は2名。
つけめん(700円)を頂きました。
麺は中細ストレート、断面的には四角に近い物。麺の上には花かつおが乗ってます。
つけ汁は見た目、油分が多そう&カエシが濃そうな印象を受けました。表面に葱、白ゴマが浮き、チャーシューとメンマが沈んでいます。
麺は茹で加減は普通ですが、水でよく〆られた感の伝わるコシが良い感じ。粉の風味は控え目ですが、ツルツルとした食感で喉越しが良好。
つけ汁は見た目通り、カエシが立った、塩気の強さと油分を感じます。出汁の主張は豚も魚もあまり感じず、割と普通感漂うつけ汁です。
つけ汁の底に沈むチャーシューは肉厚でボリューミーな物ですが、こちらも印象は薄め。 個人的な印象では、バランスの良い一品なんですけど、それ故なんとなく引っかかりがないというか、一晩寝たら印象が薄れちゃう味というか。
清潔感溢れる店内はかなり好印象、デートの合間に寄れるラーメン屋さんだと思います。
店名:かをりや
最寄駅:入谷(東京) / 浅草(つくばEXP) / 鶯谷
料理:醤油ラーメン / 塩ラーメン / つけ麺
評価:★★★
一人当たりの支払額(税込み):ランチ1,000円以下
用途:ファミリー
お昼時にこの辺りを走行中にたまたま見つけた、最近都内に増殖中の『さいたま屋』の稲荷町店。 メニューや注意書きがやたら目立つ店舗外観。 店内の様子はカウンター席8席、テーブル席4人掛け×1。入り口入って右脇に券売機のある食券方式。
GWの最中のお昼頃に訪問、先客は3名。
メニュー構成は醤油、つけ麺、博多(!)が主軸。
、サイドメニューも豊富です。
つけ麺並盛り(600円)を頂きました。
最初につけ汁到着。2、3分後に麺到着。
麺は黄味がかった、断面が四角の中細ややちぢれ麺、茹で加減普通。
つけ汁は見るからに濃厚そうな黒味が強い醤油色。表面には葱が浮きます。
具はチャーシュー、メンマ、ゆで卵半玉、海苔、葱。レモンが脇に添えられています。
頂いた感想は…
麺は加水率高めでツルツルッとした喉越しの良い食感の物。
つけ汁は豚骨魚介系で、比率的には魚介のほうの風味を強く感じます。
具は極々平凡な物で印象に残らず。 レモンは食べてる途中に麺の上にレモンを絞って、後味サッパリ系にシフトしてもらおーという、他店でよくある狙いかもしれませんが、結局使用せず。
というか、使う前に麺を平らげてしまいました、だって200gだもん。
麺類注文の方にはライス一杯サービスというので、そちらもお願いしましたが、これが「連休中で保温しすぎちゃった…」という感じのパサってて黄味がかった物。しかもつけ麺とライスという組み合わせは思い起こせば多分初めての経験の私、食べるタイミングに苦戦して、結局、丁重にお断りをしとけば良かったかな…、という感じの物でした。
あと、食べてる最中、厨房内の入口側の食材置き場みたいなスペースにフランチャイズ本部から届いた感丸出しの、段ボール箱に入った「ガラスープ」と「醤油ダレ」の存在が非常に気になって気になって。 それを見ながら食べてると
「やっぱそうだよな〜、トッピングの具材も含め、多分何処で食べても誰が作っても同じクオリティだよな〜」
と、思いたくなくてもそう考えてしまうのは必然じゃないのかな。
例えてみると、幼き頃に見たウルトラマンタロウショーのステージ前、ステージの袖の隙間から、見たくもないのに、タロウの中に入るであろう、肌着姿のスーツアクターを偶然見ちゃった感じ。その後のステージ鑑賞は幼な心に醒めた眼で見ましたから(笑)。
店名:さいたま屋 稲荷町店
最寄駅:稲荷町(東京) / 新御徒町 / 田原町(東京)
料理:ラーメン一般
評価:★★
一人当たりの支払額(税込み):ランチ1,000円以下
用途:一人ご飯
今日は寒いですね〜。さて、そんな寒い一日ではありましたが、今日でめでたく本年の業務終了〜♪、人並みに冬休み突入であります。
という訳で、最近疎かになっていたブログ更新頻度を上げるべく、ジャンジャン書きまくろうと思います。あ、記事の日付がかなり前後すると思いますけど、あまり気にしないでください。
最初に書くのは、ウチのブログでは珍しいオヤツ系のネタ。
でも只のオヤツじゃないんですけどね〜。
「こごめ大福」で有名な「竹隆庵 岡埜」。
その店頭を通る度に気になっていた「カリーどら焼き」のポスター。先日、ようやくゲットしてきました。
そんなカリーどら焼き(200円位だったと思う)。袋には「カリーちゃん」というメイド姿の女の子が描かれていて、だいぶくだけた感じ。
さて、中身を取り出すと、外見上は極々普通のどら焼きのルックス。
撮影用(笑)に半分に切ると、
中の餡というかカレーの部分に赤い粒々がチラホラ。
袋にもかいてあったが、これがどうやら福神漬けらしい。
恐る恐る(笑)かぶり付いてみると… 外の皮は通常のどら焼きと同様の物らしく、ほんのり甘く、柔らかい皮。それに対し、カレーの部分はというと、割と辛目でスパイシーな味付け。粒々になった福神漬けの存在も確かに感じられます。
だけど、このカレー部分、食べててちょっと違和感が。味が濃い目で冷めているお陰か、そう、なんだか
カレールーをかじってる気分
になるんですよね〜。
って書くと、カレールーかじった事あるのか!とツッコまれそうですけど。
外の皮の甘さとカレーの辛さのコントラストが非常にはっきりした一品で、好みも分かれそう。レンジでチン!しちゃうのも1つの手かも。
もしもの時の保険用で購入していたこごめ大福の草餅が、文字通りの口直しになったのは言うまでもない。
カレーどら焼きは★2、こごめ大福は★4、今回は間をとって★3とさせて頂きます。
店名:竹隆庵 岡埜
最寄駅:入谷(東京) / 鶯谷 / 浅草(つくばEXP)
料理:和菓子
評価:★★★★