シンガポールで行われたブラジル戦。

W杯以降負けなしのドゥンガ指揮下のセレソンはほぼガチなメンバー。
それに挑む日本代表は先日のジャマイカ戦から大幅にメンバーを入れ替えての奇策?

前半
開始序盤はお互い相手の出方とかピッチコンディション確認とかで慎重な感じ。
序々にブラジルが試合の主導権を握ってきて、18分、ネイマールに縦の突破を許して先制される。
その後も試合のイニチアシブを握るのはブラジル。
だけどもガツガツと攻め立てててる感じではなく、無理せずマイボールにしてる感じ。
結局このまま前半終了。

後半
リズムを変える目的か後半開始から本田投入。
反撃を狙うも後半開始3分でその出鼻をくじかれる。
追加点はまたもネイマール。
この失点からまたも試合の主導権をブラジルに握られる。
そして32分、36分と、ネイマール劇場の展開。
結果4対0でホイッスル。

セレソンは足技活かしてボール奪取、で、すかさず前線のネイマールへのショートカウンターという戦術を徹底してやってきましたね。
ドゥンガ指揮下のセレソンの試合を90分見たのは初めてなんですが、固いサッカーをして勝ち星を重ねてブランド復権を目指してるんでしょうね。
守備のほうもマルセロとかダビドルイス抜きでもガッチガチの固さでした。ドゥンガ指揮下になって未だ失点0っていうのも頷ける感じ。

一方の日本はというと、この間のジャマイカ戦からメンバーをかなりいじっての試合でした。
初スタメンの選手も何人か入る感じのメンバー構成だったんですが、正直微妙な感じが…。

前半こそ善戦出来てる的な、持ちこたえられてる感もあったんですが、あれもブラジルの様子見といった感じのほうが強いでしょうね。で、ハーフタイムで問題点を修正、スイッチを入れ替えて後半開始早々からガツガツ来た訳です、試合を決める為に。

アギーレ監督はこの試合もアジアカップ連覇に向けたメンバー選考の1つの試合と位置付けていたようですが、それだったらレベル的に格下なジャマイカ戦をそちらにしてブラジル戦は乗り越えるべき高い壁として現時点での最強布陣で挑んで欲しかったというのが正直なところです。

で、雑感です。
・ネイマール2点目はオフサイドじゃね?
・川島の反応が遅くなったのは心細いなー。
・試合の入り始めから全体的にブラジルにビビッてた。
・で後半はカウンターにビビッて、で、やりたい放題になっちゃった。
・ザキオカはなんだかんだでワールドクラスだなあ、と。
・ジャマイカ、ブラジルともに出場機会がなかった選手は次の召集に呼ばれないの決定?
・武藤は戦ってた。
・アンカーは細貝で確定っぽい。
・田中順也と本田は合わないっぽい。
・カカとロビーニョ、そしてネイマールが絡んだ得点は敵ながらお見事な展開だった。
・やっぱりウッチーのネイマール封じが見たかったなー。