今更ながら備忘録的に、コンフェデ、イタリア戦を振り返る。


早朝7時(ブラジルの現地時間は夜の7時)にキックオフ。
出勤前の観戦は、香川のファンタスティックなゴールで気分を良くし、自宅を後に。
会社到着後、スマホの文字情報で試合経過を見ると、2対1のスコア。
で、ちょっと業務をこなした後に画面をリロードすると2対3のスコアに変わった。

はぁ?

ホンの10分も経ってないのにこんなシーソゲームないだろ、誤発信だろ、と思ってたら、間違いのない正確な情報だった。
それからモヤモヤのまま仕事をこなし、次に見た文字情報のスコアは3対4だった。

結果、日本はこの試合の敗戦でメキシコ戦を残しグループリーグ敗退が決まった。

で、仕事中にも関わらず抱いたモヤモヤを払拭するべく、録画していた試合の続き、香川の見事なボレー以後をきっちり見たんだけど、更にモヤモヤした。

で、そんなモヤモヤを抱きつつの雑感です。


・日本の1失点目、準備が整う前にセットプレーやられて失点。
正直、2点先制してっから、っつー慢心が感じ取れる危機意識の無さ。
普段自分達もそういうセットプレーを実践してんだからさあ…。

・日本の2失点目、PA内のボールの処理に迷いが生じた吉田がボールを奪われてからのオウン。
マズイのは吉田のボールの処理の仕方。素直に体を入れてゴールラインを割らせる処理で良かった。
ウッチーがオウンしなくても、マークを外して詰めてたバロテッリに決められてたゴール。
なので、あの場面は守備陣全体が悪かったといえば、そういう失点。

・日本の3失点目、PKは、え?これファール取るの?という感じの不運のハンドだったけど、思えば日本の1点目のPK判定も微妙といえば微妙、なのでオアイコって感じかな。

・日本の4失点目、今野の中途半端な弱いクリアからの失点。


・香川の反転ボレーは持ち味出せてましたね、MOMも納得な素晴らしいゴールだった。

・岡崎も効いてたし、本田も効いてましたね、その存在感が。
岡崎のゴールの嗅覚は今の日本には貴重。
本田、PKを決めても喜び控えめだったのが印象的だった。
この試合は序盤からオフェンシブにいって、で、それが上手くいって、ライブで見届けられた香川の得点まで、ゲームを完全にコントロールしていた。

「持たされていた」んじゃなくて自分達が「持っていた」ね。

結果を残した攻撃陣の、本当に勝利したかった気持ちが伝わってきただけに、守備陣のミス連発での敗戦は正直浮かばれないですよね。

この際、ペナルティー的意味合いも含めて、CB2人を入れ替えるのもアリ。
吉田は、致命的なミスをしたのは初めてじゃないし、かつての某選手みたいに大舞台だと怖いんじゃないのかな、自分の置かれた立場が、なんて思ったり。
そんな、不安定なプレーなんですよね。

あと采配。
ウッチーから酒井、前田からハーフナー、そしてロスタイムに長谷部から憲剛の3人の交代全部の意図が判らん。


既に日にちが経っていて、で、案の定、TVとか新聞とかネットとかの表現だと、「惜敗」とか「善戦」とかの相変わらずな表記なんですけど、もうね、それ、そろそろ止めていかないと。

選手自身のコメントをいくつか拝見して、まあ、当然っちゃ当然なんだけど、当の選手本人達が望んでいるんだから。不出来だった時のブーイングを。

不調ながら辛くも勝利する、勝ち癖のあるイタリアと、好調だったんだけど失点からどんどん綻びを見せて自滅した日本、という図式のゲームでした。