スペイン戦の疲労蓄積からなのか、試合序盤からモロッコに再三ペースをつかまれて、なんだかやりにくそうなサッカーで後半に。
後半に入ると序々に日本の時間帯を作れるも、お互いのプレスが効いていて試合は消耗戦の様相。
清武のバーをたたくシュートとか山口螢のGKとの1対1とかの見せ場はあったけど、なんだか膠着状態。

その均衡を破ったのは永井。
84分、清武が左サイドの裏を狙うほぼノールックのパス。
それを抜け出した永井が裏を取り、右足アウトサイドでの相手GKの頭上を越す技有りループ。

(入れ入れ入れ…)

ボールの軌跡を見ながら、そう願えるほど滞空時間の長いフワッとしたボールは、そのままゴールネットを揺らす。

日本、待望の先制、そして結果的にこの1点を守りきり、日本が1対0で勝利。

この勝利によって3大会ぶりのベスト8進出を決めました。


モロッコは高い位置からプレスをかけて攻守に渡り運動量豊富なチームといった印象。
さすがに終盤は足が止まるようなシーンもあって、日本はその一瞬の隙をついた感じ。

(謙佑がここにいるだろう)

そんな感じでDFを背負いながらの、ノールック気味なパスを出した清武のセンスと、永井の天性のスピードがもたらした決勝弾。
全体的に体が重そうでシンドそうだった日本でしたが、よくやってくれました。

割とストレスかかえた観戦だったので決まった瞬間は3時近くにも係わらず叫びそうになりましたw。

決勝T前にホンジュラス戦をそんなにストレスかからない消化試合気味に使えるのは、ケガを抱えた選手もいるし日程的に非常に助かりますね。
次も頑張ってください。