本日、埼玉スタジアムで行われたブラジルW杯アジア最終予選、第2戦のヨルダン戦。

結果はご承知の通り、6対0で日本の圧勝。


試合開始直後、主導権争いをしたものの、全体を通してみると概ねワンサイドゲーム。
相手にシュート打たれたの1、2本じゃないの?。

という訳でボールポゼッションはほとんど日本。
ヨルダンは中盤のチェックこそ厳しいものの、そこを越えた最終ラインのマークの受け渡しが上手くいかないのか、バイタルエリアに再三の突入。

先制のCKからの前田のヘッド、ヤットのスルーパスからの本田のシュート。
ただでさえ数的有利を作り出しているのに相手が累積で退場したら更にやりたい放題。
そして本田の2得点目、香川待望の狙いすましたゴール。

都合4点のビハインドをヨルダンに与え、前半を折り返した後半。

さすがに試合の入りもダレますね、4点持ってると。
流すって言うよりもダレてる感を持ってる日本、ヨルダンに「なめんじゃねえ!」と、数回突破を許します。

相手をいなすならまだしも、やらせちゃ駄目でしょ。
アウェイ戦の時の事を考えたら完封に付け加え、圧倒的実力差を植え付けといたほうがいいでしょ。

まあ、ちょっとヒヤっとした場面もありましたが、その後のイニシアチブは日本、で、再びフルボッコモード。
前田の被ファールで得たPKを本田が蹴って5点目。更にセットプレーから、途中交代の栗原のヘッドでトドメの6点目。

相手GKの好セーブがなければ、あと2点は入ってたな。
文字通りの圧勝で、ヨルダンには「サンドニの悲劇」ならぬ「サイタマの悲劇」というトラウマを植えつけた事でしょう。

左から、右から、オーバーラップも、そして中央突破も。
あらゆるバリエーションが試せて、そして実になっていた攻撃パターン。

やっぱヤットさんの存在は、緩急という意味で大きいわ。

そして岡崎も、90分通してのあの動きでの運動量は凄いの一言。

後半、大事をとって交代のCBのバックアップ要員2人の実戦経験を積ませるという狙いも、以前よりも落ち着いた感じがしたのでまあまあ良かったのかなと。

W杯予選は試合内容よりも結果が全てで、勿論私もそういう視点で試合を観戦してたんですけど、本田のハットトリック、香川の最終予選初ゴールと、見せ場の多かったこの試合。
終始安心して試合観戦出来ました。

埼スタに足を運んだ人達は更に美味い酒を飲んだんでしょうね。