さかのぼる事、先々週の金曜。

いつものようにコドモ達の就寝の為の添い寝。
そして、いつものように、その時間帯、見たいTVをレコーダーに予約しておく。
その日の「見たいもの」はガンツ。

以前に観た事あるんだけど、なんとなくもう一度、ちゃんと観たくなったガンツ。

で、コドモ達は無事就寝。

再びリビングに舞い戻ったものの、キモのガンツは既に予約録画はスタートしてるし、他の番組でも見るか、で、チャンネルを回してたら辿り着いた。

それが金スマ。

映し出されていたのは、遠く、宮城の閖上(ゆりあげ)地区にある、わかば幼稚園という幼稚園。
その過程の詳細は判りませんが、早くからこの地で震災被害からの復興のメッセージを込めたライブを行っていたMINMIに、この幼稚園からのオファーから実現した、この幼稚園を卒園した子達を集めて、そして、この子達と共に歌うライブ。

そのわかば幼稚園は、先の震災で建物がほとんど津波で流されたらしい。
敷地内の外壁にかろうじてその痕跡が残っているような感じ。

大震災が起きた当日、この幼稚園は丁度卒園式だったそう。
その晴れの日、式を終えて園を後にした、その後、自宅が津波被害に遭われて、4人の園児たちと1人の先生がお亡くなりになられたそう。

その日からバラバラだった卒園児、在園児(といっても園舎がない状態でしょうけど)が久々に集まって、あらかじめ事前に渡されていたCDの歌をみんなで合唱する、っていうのがメインテーマ。

これがまた、どーにも堪らない訳ですよ。

まずはこの歌詞を参照してみてね。



作詞・作曲・歌 MINMI(このおうたをつくったひと・みんみ)


ドレミファソ どれにしよ
きょうたのしかったことを おしえてね おしえるよ
しあわせのかずかぞえよう

ひとつ ひとりでできたんだ「トイレ」と「おきがえ」「はみがき」も
ふたつ ふわふわ しゃぼんだま とんだよ おそらに「ねぇ せんせい」
みっつ ミルクとニンジンは のこさず おひるは「おかわり」できた
よっつ よんでもらったえほん だいすきな「はらぺこ」のはなしだ

ドレミファソ どれにしよ
きょうたのしかったことを おしえてね おしえるよ
しあわせのかずかぞえよう

いつつ いっぱい うたったよ「みんなでラチャチャ」おどったよー
むっつ おむかえがくるまで ほらいま「おままごと」していたよ
ななつ なきむしだったひも
やっつ やさしいともだちと
ここのつ とおりのパンやさん いつもいっしょに のぞいてたよ

ドレミファソ どれにしよ
きょうたのしかったことを おしえてね おしえるよ
しあわせのかずかぞえよう

ひとつ ひとりでできるまで まっててくれる けいこせんせい
ふたつ のてはいつもとりあい てをつなぎたいな ようこせんせい
みっつ みんなのにんきもの れなせんせい みたいに なりたいなー
よっつ はらだようこせんせいは みんなのたいようみたいだよ
いつつ いつまでもあまえたい だっこしてくれた さとみせんせい
むっつ おむかえまってよねー いっしょにいてくれた みつこせんせい
ななつ なかよし まきこせんせい えりなせんせい ゆうせんせい かおり、めぐみ、ゆませんせい
やっつ やだやだいっても やさしかったよね ひろこせんせい
ここのつ こんなにあいされて
ニコニコ えがおで またあした
きっと いつまでもえがおは おおきくなってもわすれない

ドレミファソ どれにしよ
きょうたのしかったことを おしえてね おしえるよ
しあわせのかずかぞえよう

ひとつ ひとつのおもいでは しゃぼんだまのようにきえるから
ふたつ ふたにかぎをかけて おもちゃのはこにだいじにしまおう
みっつ みえないだれにもね こころのおくにしまったから
よっつ よるにゆめのなかで オモチャのはこから とびだすから
いつつ いつも どんなときも
むっつ むかしが よみがえる

あおちゃん あっき一 あろーくん
きーちゃん まーくん つぐほちゃん
ふありちゃん みくちゃん みれいちゃん
ももこちゃん ゆいちゃん ゆうかちゃん
ゆーごくん りさこちゃん れおんくん

ななつ なかよしてをつないだよ
やっつ やっぱりなかなおり
ここのつ ここでそだったから
ピンクのぼうしをみかけたら
パンやさん いっしょにのぞこうよ

ドレミファソ どれにしよ
きょうたのしかったことを おしえてね おしえるよ

しあわせのかずかぞえよう

しあわせのかずかぞえよう

 

↑判る人には判ると思うけど、歌詞って概ねコピペ出来ないんですわ。
で、幼稚園の子でも判るよう、ひらがなカタカナでタイピングし直しました(割と大変だった汗)。


わかば幼稚園で歌ったのは上記の歌詞をベースに、わかば幼稚園で過ごしていた卒園、在園児の子たちの名前、そして、震災で亡くなった子達と先生の名前、そしてエピソードを盛り込んだもの。

これがもう、ホントに堪らない訳なんですよ。

普通に聞いてても自然と響く歌なのに、園児が合唱している映像と一緒になった物を見たら、それはもう…。

 

で、気になって、この歌が出来た背景を調べていて判ったこと。


この歌はMINMIの息子さんが通う保育園を卒園する際、その記念として製作した、いわば卒園ソングで、そもそも公にする予定がなかったらしいです(公式ブログの該当記事)。

そのためか、歌詞内容の一部には、当事者達でしか判らないであろう箇所がいくつか存在します。
たぶんですが、曲タイトルの「ピンク帽子〜」も、息子さんが通われていた園の園帽の色じゃないかと(それにしても、この歌詞に登場する名前の園児のみんなとか先生方は一生モンの思い出ですよね〜)。

そして、もうひとつ、この曲を製作していたのは震災の前日だったとか。
未曾有の大震災で卒園、入園どころではなくなった保護者、園関係者、そして子供達へ贈る歌として、この歌を世に出す事にしたそうです。


曲の説明を簡単にすると「ドレミファソ」の音階と、かぞえ歌との組み合わせ。

でも、抑揚を抑えた覚え易い、そして歌い易いメロディはなにより3〜5才くらいの子たちの耳に残るようで、クルマの中で何気なくかけてたこの曲に、ウチの子供達も自然と耳を傾けてました。


そして歌詞内容。

ちょっと掻い摘んでいうと、

>だいすきな「はらぺこ」のはなしだ

こういう、親目線のツボがあるから(たぶん「はらぺこあおむし」の話だと)、この歌詞が凄く深く感じるんですよね。

歌詞内容も全体的に、母親目線で、自分のとこのムスコが通った保育園、そこに集っていた同じ位の歳の子達や、その親御さん達、そして園の先生方に対してのMINMIからのリスペクトを感じる内容なんですよね〜。


そして閖上で演奏した、いわばアレンジ版。

そこにはリスペクトというよりも、歌詞に登場する園児達や先生方への理解度、どれだけ自身で消化して、そして歌詞に反映していこうか、という悩みとか、生みの苦しみ的な部分もあったでしょうが、これも見事に昇華していました。

わかば幼稚園の園児達の前で歌うMINMIは、レゲエシンガーというソレとは違い、みんなと調子を合わせる、歌の上手な「うたのおねえさん」、って感じでした。もちろん、凄く良い意味で。


MINMIは現在、若旦那(湘南乃風)との間の第3子を身ごもっていて出産予定は今夏。無事の出産を願ってます。


という事で、今年の夏フェス関連は当然回避(※)な訳ですが、来年以降、MINMIの出番のステージ、こういう背景を知って聞くのとそうでないのとでは、確実に歌声の耳への入りかたが違うでしょうな。

リンク貼ってもたぶん、すぐ削除されてしまいそうなのであえて貼りませんが、「ピンク帽子のドレミファソ」という曲名でググれば、すぐに関連のURLに辿り着けると思います。

CD購入でも「ようつべ」でも、1度は聞いておいて欲しい、感涙必至の曲でした。

 
※9月追記
実際には今年の夏フェス、フリーダムでステージに立ちました。産後3ヵ月でのライブって凄い努力だと思う。母は強し!って感じですね。