店頭

最寄駅は北綾瀬駅になるんでしょうけど、駅から軽く徒歩30分近くかかるであろう、住宅街の一角の商業地域の角地に位置するラーメン屋さん。 店舗外観は黄色いテントが印象的。店内の様子はL字カウンター8席程。

メニュー

メニューの一部はこんな感じ。これに加えて、その日毎の日替わり定食的な料理も存在します。

さて、ラーメン(500円)。

ラーメン

ちぢれがきつめのやややわ茹での細麺にスープには生姜を利かせ、上に乗るカイワレが特徴的ですが、昔ながらという形容がぴったりな澄んだ東京醤油ラーメン。

麺

正直言うとこのラーメン、大騒ぎするでもなく極々平凡な味、というかどちらかというと海の家ライクな印象なのだけれども、なんとなく心温まる一杯なんですよ。 その理由というか、このお店の最大の売りはそのラーメンを作る店主なんです。 御年80才を越えるであろう、そのお婆ちゃん(ひ孫が6人いるそうです)が夜8時オープン翌4時クローズという、若い人間でも割とハードワークな営業スタイルを何十年も続けているという事実は、考えるだけで頭が下がります。割とよくこのお店の前を通るんだけれども、この営業時間故なのか、店主の人柄に惹かれてなのか判りませんが、タクシーの運転手さんを中心に店内満席になっている事も割と日常的。 遠目からも割とよく判る、暗闇にボーッと浮かぶこのお店の黄色いテント。そしてお客さんがいない間は、カウンター席に腰掛け、誰か来客するのを待ち侘びているかのように、店の外を眺めている店主を見る度に、なぜかジブリ作品を連想してしまいます。 「ロケーションが味を増幅させる」という表現は少々失礼かも知れませんが、この雰囲気で味わう一杯は割と貴重かも。


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 店名:みづ帆

最寄駅:北綾瀬 / 亀有 / 八潮

料理:ラーメン一般

 一人当たりの支払額(税込み):ディナー1,000円以下

用途:一人ご飯