5月1日(金)

連休の最中、ムスメは幼稚園。という訳で遠出は出来る訳もなく、近場で済む用事をムスメの帰宅までに済ます事に。そんな中、店舗オープン前から気になっていたんだけど営業時間的にハードルが高く、未だ行きそびれていたコチラのお店で、お昼を頂く事に。

 

長浜豚骨の有名店『田中商店』の店主が立ち上げた別ブランドのお店。お店の場所は裏手が田中商店の駐車場という近場での営業。という訳で駐車場は各店共通。最近この辺りも緑のおじさんの活躍が目立つので、ちゃんと駐車場に入れたほうがいいですよ。

 

田中そば店 5

店舗外観は真新しさを感じる外壁、看板。その看板内の「中華そば専門」の文字が示す様に、メニュー構成は「中華そば」、「ねぎそば」、「肉そば」、それに新メニューらしき「山形からみそらーめん」の4種のみで、トッピングは味付け玉子のみというシンプルなメニュー構成。メニューのフォント(書体)に田中商店を感じます(笑)。

 

田中そば店 4

麺の大盛り指定も出来ない為の存在か、通常のごはんとは別におにぎり(鮭かスパム)がカウンター上に置いてあります。

店内の様子はテーブル席4人掛けが3脚、カウンター席が7席。入り口右脇にプラ札の券売機。内装の感じにも随分と小奇麗さを感じます。

平日の12時前に訪問、先客は6名。

 ねぎそば(800円)をお願いしました。

卓上の調味料は胡椒のみ!という事で、お店の味への自信の程が伺えます。

 5分程で丼到着。

 

田中そば店 3

 

麺は平打ちの中太ちぢれ麺、茹で加減やや固め。

スープはやや小さめに感じる丼の縁までなみなみと注がれた半濁の薄醤油色。

具はチャーシューが3切れ、とチャーシュー片、葱、メンマ。

 

まずはスープを濁らせないように一口啜ると、カエシの主張も抑え目で、出汁の存在も抑え目。表層の油分もそれなりなんですけど、随分とさっぱりした口当たりです。

 さて、なみなみのスープを溢さぬ様に、具と麺を混ぜ混ぜした後、麺を頂きます。太さも不揃いで手打ち感さえ感じる平打ち麺は見た目同様加水率高めで、ツルツルッとした喉越しで、プチプチした噛み応えの食感の麺。

 チャーシューはお店のコンセプト「喜多方風」らしく正方形に近い、柔らかい食感ながら歯応えがある、薄味付けの物。

メンマはそれと逆に濃い目の味付けが為されていて歯応えも柔らかい、クラシカルな感じの物。

上に乗せられた葱はかなり好み。多少の辛さを感じますが、香ばしさとか風味のほうが勝り、効果的なトッピングかと。

終盤は葱と共に載せられた黒胡椒がかなり主張してくる感じになりましたが、最後まで、あっさりとした印象は変わらず、の一杯でした。

同席のヨメは通常の中華そばを頂いていたんですけど、こちらは黒胡椒抜きでまた違った印象のスープでしたね。

 

田中商店の別ブランドといえば純豚骨を抜きにして、浅草の『つしま』が有名ですけど、こちらのお店も、それ相当のレベルの物を提供出来る店主田中氏の器用さとブランド力を感じた一杯でした。


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店名:田中そば店

最寄駅:六町 / 青井 / 梅島

料理:醤油ラーメン / 喜多方ラーメン / ラーメン一般

評価:★★★ 一人当たりの支払額(税込み):ランチ1,000円以下

用途:ファミリー