足立区イチのラーメン激戦区、竹ノ塚にある駅前通り沿いのお店。

店舗外観は、黒い看板に赤い暖簾のコントラストがいい感じ。

 

らーめん屋 善 6


店内の様子は入り口左脇に券売機、店舗内は奥に細長く、一番奥に厨房、その手前にL字カウンター10席程。

休日の午後7時位に訪問、先客は1名。

辛い味噌らーめん(800円)を頂きました。

実は事前情報で、塩の評判の良さを知ってて「此処(善)は塩」という風に記憶していたんですけど、この日は無茶苦茶寒くて。

で、呆気なく、一番温まれそうなメニューにした次第。

 

あ、後日談ですが塩もしっかり頂いてきました。

 

さて、辛い味噌らーめん。

 

らーめん屋 善 4


麺は中太ちぢれ麺、茹で加減普通。スープは通常の味噌のスープをベースに、唐辛子での辛味付けの様子。ちなみに辛さ増しのリクエストも可です。具はチャーシュー、穂先メンマ、モヤシ、葱、わけぎ。

スープは一見すると真っ赤っかで辛味が強そうに見えますが、実は赤いのは表層に近い部分だけで、レンゲで底のほうをすくうと、いわゆる通常の味噌スープが現われます。

そんな味噌、数種の味噌をブレンドした味噌らしく、シンプルながらもコクを感じます。出汁が、これまた優しい味わいで、豚とか牛とか魚は感じず、野菜系なのかな?。見た目程辛くなく、すっきりとした味わいで優しい感じのスープ。

正直言うと辛い物割と得意な私、辛味アップをリクエストすればよかったかな〜という感じでした。

麺はボリュームもそこそこですが、正直印象に残らず、ゴメン。

 

らーめん屋 善 5


具の穂先メンマは、メンマというよりもタケノコを頂いている感じで、下処理に手間暇かけているな〜といった感じの美味しい物。

これまた事前情報で、足立区の有名店『涌井※1』(わくい)出身というのを知っていたんですが、提供している物は、涌井とは全く別のアプローチ。個人的にはコチラのお店のほうが好きですね。   

 

ランチタイムにはお得なセットメニューや割安感溢れる丼物等もあり、この界隈では重宝しそうなお店でした。


店名:らーめん屋 善

 最寄駅:竹ノ塚 / 西新井 / 六町

料理:醤油ラーメン / 塩ラーメン / 味噌ラーメン / つけ麺 / ラーメン一般

評価:★★★

一人当たりの支払額(税込み):ディナー1,000円以下

用途:ファミリー

 

※1涌井を知らない人の為に説明しますと、今から20年近く前、東京中を席巻した東京豚骨(俗にいう背脂チャッチャ系)というカテゴリーのラーメンを、当時かなりブレイクしていた「香月」というお店(こちらも東京豚骨系)出身の店主が、東京マリン裏の街道沿い、現在の青木亭のある場所にて、修行店にかなり近かった味にて提供、ネットなど無い時代、割とマイナーな立地ながらも口コミで評判が広がり、割とコンスタントに行列を為すお店でした。その後、現在の立地に移転、相変わらず地元には未だ根強い人気を誇る。

個人的な印象ですが、香月も涌井も、個人的にはどーも舌にピリピリっとくる化調使いが自分に合わないというか…、はっきりいって苦手です。ま、両店共に3〜4年位頂いてないので現状は判らないですが。それから考えると、このお店、修行先を軽く否定のグレートムカ(無化)じゃねーの?という感じの優しい味わいでした。