田中商店 7

配管剥き出しで白塗りの天井、かつてバブル前〜弾けた後にも港区界隈のクラブとかDJバーでは主流であった正しき内装。

 

田中商店 5

 

丼に縁取る、いわゆる白文字書き海苔にはワールドワイドな感謝の言葉。

どんだけ、お客様は神様に近づけるのか。

 

そんなタナショー(田中商店)に、久々に顔を出してきました。

 

田中商店 1

 

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最初に頼むは茹で加減バリカタの憎いアンチクショウ。

チャーシューを沈め、麺と一緒に口に運ばないようにと、キクラゲを避けつつポキポキ麺を頂くのはいつもの儀式。

基本替玉前提の博多長浜、早々に麺をやっつけて更なるアンチクショウを迎え撃つ。

ハリガネ指定のその麺は、ポキポキからボキボキへとテレレレッテテッテ〜(ドラクエの例の音)とワンランクアップ。

そののち、丼の底に沈めたチャーシューを取り出すと、かなり良い塩梅のスープとのシンクロ具合。

田中商店 3

形容するには、トロチャーシューの上を行く、大トロチャーシュー。

 

田中商店 2

トロットロの口触りながらも、スープで存分に浸した物を箸で持ち上げても、そのフォルムを崩す事のない絶妙な茹で加減。

旨味を存分に蓄えたチャーシューを噛み締めつつ、替玉指定は再度ハリガネ。

 

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ハリガネ指定と言えど、コールから10秒程での到着の麺、もはや粉落としの域の茹で加減じゃねーのかと。

そんなグラップラーボキ。到着したのち僅か数十秒で平らげて、次のコールをする、いわゆる「わんこ長浜」、それもまたグラップラーに対するリスペクト。

そんな意地もそれまで。次の替玉(再度ハリガネ指定)で心が徐々に折れつつ、辛子高菜等投入で完食。

この店のレコード、13玉を平らげた何処の誰だか判らないラオウには遥か及ばずの「バリ→ガネ→ガネ→ガネ」の都合4玉でフィニッシュ。

つーかラオウ、最後のほうはスープ無かったんじゃねーのか。

そんな田中商店、およそ4ヶ月振りの訪問で、ちょっとした変化が。

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以前は600円だったらーめん、原材料高騰のあおりを受けてか、なんと80円の値上げ。

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つまり以前にはお釣りのきた、ラーメンに替玉3玉が今はジャスト千円になるという事。

更には卓上にこんな注意書きが。

 

田中商店 9

 

あのスープにライスドボン!。すげー魅力的な響きをもたらすこのキャッチコピーですが、ラオウ越え(つまり14玉完食)を果たす為にはかなりの重荷かと。

替玉3玉で割と腹一杯を喰らっている自分としては、ラオウの記録はやっぱり偉大だなと、改めて先人のお店への愛情を感じずにはいられない訪問でした。