南アフリカW杯アジア最終予選第2戦、ホームでの初戦、ウズベキスタン戦。

日本代表スタメンは前戦バーレーンの主要メンバーに大久保、香川が加わった。

前半
開始直後からウズベク、積極的にプレスをかけてくる。若干引き気味でくるだろうな〜と予想していたが、恐らくピッチ上の選手達もそんな予想をしていたのか、出鼻を挫かれて、試合の主導権を握れず、パスも乱雑に。


試合が動いたのは27分、直前のプレーで闘莉王がヘディングでクリアしたボールが相手の18番に拾われ右サイドからグラウンダーのクロス、詰めていたシャツキフに決められ、日本、先制を許す。


前半のうちになんとか追いつきたい日本は俊輔起点に幾度もチャンスを作るも結果に結びつかず。


再び試合が動いたのは40分、左サイドの俊輔からファーサイドにいた大久保へのクロス、その折り返しを詰めていたゴール前の玉田が合わせ、日本待望の同点弾!。
そのまま勢いに乗りたいところだったが好機を生かせず前半は1対1で終了。

後半
試合序盤から両国とも試合の主導権を握るべく、積極的に前に出るサッカーを展開するも、お互いに攻め手を欠く状態が数十分。
選手交代も起爆剤とならず、試合終了間際のパワープレイも実らず、そのまま試合終了。

結果1対1のドローゲームとなり、日本は勝ち点1を獲得。

で、雑感。
最悪の結果こそ免れたけれども、ホームアドバンテージを活かせず勝ち切れなかったのは痛いところ。
セルジオが何度も言っていたけれども負けに等しいゲーム内容でした。
試合前にホームアドバンテージとして、この間のUAE戦同様、サイタマの芝生を短く刈って水を撒き、パスを通りやすくしたみたいですが、全くもって活かせてなかった、というより逆効果。
本来は日本の持ち味であるパススピードを更に上げて相手を翻弄、というのが目的だったんでしょうけど、逆にスピードが付きすぎて、たとえばスルーパスに対して球の軌道の目論見誤りが相手にカットされ、不必要なカウンターを食らい、ライン際ではふんばりが利かず、足を滑らせる事多々。
更に選手間でのパススピードのブレでトラップミス多発。
まあ、相手にもそれらの兆候は見受けられましたけど。


ボッコボコのピッチのアウェイでやられるならまだしも、芝の長さまでキチンと整備された日本のスタジアムでわざわざ自らの首を絞めるようなコレ、ホントに止めたほうがいいと思う。日本の良さが消えてしまいます。

失点のシーンは闘莉王の中途半端なクリアが招いたようなもんですが、日本がやりたかった形をまんまとやられてしまいましたね。
右サイドにCBが2人引っ張られている状態での逆サイドのケアが出来る人数が足りてなかった。
イレギュラーなシーンでも相手はカウンターでくるのは判っていたのだから、GK楢崎も含め、カウンターへの準備というか警戒心を増やさないと。
それにしても楢崎、不測の事態に弱いですね。ピッチ上での雰囲気作りとしても一度川口を再起用してみるのも手かと。

俊輔は相手のマンマーク+1枚に遭い、本来の仕事をさせてもらえない時間が続いたが、同点弾への起点になった仕事は見事でしたね。
この同点に結びついた一連の流れは良かったな〜。

他も各選手、細かいところをアレコレ書きたい気持ちはありますが、これ書いてたらキリ無いし、一連の予選試合は内容よりも結果が全て。


終わったものは仕方ない。
2試合終わって勝ち点4、決して悪い数字じゃないと思います。

最後に、なんつーか、代表の空気悪いっていうか、重苦しくないですか?。
ナショナリズム溢れる試合だけにその責任の重みは抱えていて欲しいし、勝ちにいくサッカーと楽しいサッカーは両立出来ないのも判りますが、中継見ていても、なんかしっくりいってないような気がするんですよね。

こんな心配が杞憂になるように次戦のアウェイ、カタール戦、監督を含め決して楽観視出来ない相手ですが、ドロー以上の結果、いや勝利を望みたいところです。