看板

 

 

 

 

尾久橋通り沿い、大きな看板が目印のお蕎麦屋さん。

 

店頭

 

 

 

店舗外観は、偶然にも先日訪れた『焦風庵 八潮 巴屋』@八潮と同様、新潟にあった古民家を移築したそう。
やっぱ凄いな〜、日本建築!
店主は足立区の有名店『千寿竹やぶ』で修業した後、このお店を開いたそう。

お盆休みの午後4時頃に訪問、先客は無し。

店内

 

 

 

 

店舗内の様子は入り口を入り、正面にテーブル席、その奥に打ち場。
左に小上がりの座敷席。双方合わせキャパは40人弱位ですかね。流石にノスタルジックを感じさせる店内。

入り口に近い座敷に座り、火、金曜日限定の粗挽きせいろ(550円)と、きのこそば(950円)を注文しました。

まず粗挽きせいろ到着。

 

粗挽きせいろ

 

 

 

 

薬味は葱のみの潔さ。

 

せいろ

 

 

 

 

この日は茨城産のそば粉。十割らしく、田舎と藪の中間位の色合いで見た目からも蕎麦の風味が伝わるルックス。
まずは、つゆを付けずに頂くと、茹で加減も適度に芯の残った、歯触りの良い物。
つゆは甘さよりもどちらかと言うと辛めというか、醤油の立った物。
つゆを付けて頂くと、つゆの辛さの中の若干の甘み、蕎麦の甘みを感じられる美味しい物でした。
蕎麦湯はサラサラとドロドロの中間タイプ。
隠されていた、というか気付かなかった風味が増幅して、美味しい蕎麦湯割りでした。

続いて、きのこそば。

 

きのこそば

 


 

 

 

蕎麦は先の粗挽きと違い、通常の蕎麦の様。
具は各種きのこ、木耳、三つ葉。
種物で改めて感じる蕎麦の美味さ。具のきのこ類もボリュームがあり、食感、風味の良い物。
三つ葉の持つ清々しさに加え、丼底に沈められた隠し味的要素のゆずの切端が更に効果的。
つゆも出汁の優しい出具合を感じられて美味しい一杯でした。

お店を後にする事、店内奥にて店主がそば打ちを開始。
蕎麦にかける真摯な姿勢を垣間見る事が出来ました。

せいろは正直、お腹に貯めるには3枚位必要な程と感じなくもないですが、
この価格で、このお蕎麦の提供は安いんではないでしょうか。

来春には日暮里〜舎人線も開通してアクセスも良くなる事だし、
石臼挽きの手打ちそばを、雰囲気のある中で手軽に食べられる良いお店だと思います。

手打そば 長兵衛
最寄駅:東尾久三丁目 / 尾久 / 西新井 / 大師前 / 熊野前
料理:そば / てんぷら
採点:★★★★☆
一人当たりの支払額(税込み):1,000円〜3,000円
用途:夕食