イエメン・サヌアにて、アジアカップ最終予選、アウェイのイエメン戦。
相手のイエメンは正直格下扱いですが、前回のホームゲーム、
攻め切れなかった印象の残る相手の守備をどう崩すかに期待したい試合です。イエメンのホームは2300mの高地らしい…。ホームグラウンド、キトでは南米の雄を破る程強くなるエクアドルを彷彿とさせます。

日本のシステムは3−5−2。

GK:川口
DF:阿部、闘莉王、坪井
MF:加地、鈴木、遠藤、三都主、羽生
FW:田中達、巻

というスタメン。

前半
試合序盤から両チームともボールが全く落ち着きません。
特に目立つのが、酷いピッチレベルの戸惑いか、トラップもマトモに収まらない状態。
勿論パスも予想外の動きをしまくりです(笑)。
そんな膠着状態も10分を過ぎたあたりから序々に日本ペースに移行。
日本、再三チャンスを作りますが、得点の匂いはしません。
前半の見せ場は32分、右サイドからの田中達のクロスをゴール前の巻、フリーでヘディング!ですが左に大きく外してしまいました。

結局0対0のまま、前半終了。

後半
試合開始から田中達アウトで佐藤寿人がピッチに。
日本のポゼッション優位は相変わらず。序々に連携も良くなってきましたが、未だゴールが遠い状態。
21分に羽生アウト、我那覇イン。
後半も終盤に差し掛かる頃、闘莉王を前に上げ、パワープレイ開始。
あんだけ引いていて、しかもカウンターもおぼつかない相手だったら大丈夫という判断か。
それに闘莉王、両膝に手を当てて肩で息をしている状態。最終ラインでやってはいけないポーズでしたし。
まあ闘莉王だけじゃなく、両チームともバテバテの状態になってきました。

このまま試合終了か?と思われたロスタイム、右サイドからのクロスを巻のポスト、それを受けた我那覇が逆サイドへ流し込み、待望のゴール!
GKの位置をよく見た、落ち着いたシュートでした。

このまま試合終了。試合は1対0で日本の勝利。


かなりの実力差で、終始日本のペースで試合は進んでいたが、引かれた相手に対し攻めきれないという印象の試合でした。
とは言え、2300mという高地、乾燥した気候での厳しい試合展開、更には最悪レベルのグラウンド。
一番苦しい時間帯に得点を挙げられたのは評価出来ますね。

今日の試合中継、引きの映像はイエメンテレビ中心。画質が粗くて目が疲れた…。